- 企業理念 -
「生態系サービスに最大限の価値創造を追求し、地域社会から世界へイノベーションをもたらす」を胸に、多角的な視点から鹿肉の流通を目指します。
社名の由来
RE(繰り返す)×SOCIAL(社会)
りそうしゃる(理想の社会)
限りある資源を循環させる社会、
理想の循環型社会を目指すという思いを込めています。
- 私たちの想い -
近年、全国各地で深刻化している獣害被害。
鹿や猪の頭数は、この数年で3-5倍にまで増加したと言われています。
また、その被害は農作物だけでなく、里山の荒廃や農業意欲の低下にも繋がっています。
このような現状に対し様々な政策が実施され、鹿や猪の捕獲頭数は伸びつつあるものの、
高齢化や利活用する手段がないことから、捕らえられた命の約9割は廃棄されているのです。
その現場は匂いも雰囲気もとても劣悪なものでした。
大切な命にこんなことがあってはならない。せめて美味しくいただきたい。そのための架け橋となりたい。
とジビエ業界への挑戦を決意しました。
また最近では、高齢化による狩猟者の減少も顕著で、今後狩猟者が不足するという現実も存在します。
そこで私たちは、自然の恵みである大切な命を次の命へと繋ぐため、
さまざまな商品ラインナップで鹿肉を販売します。
狩猟から処理まで全工程を弊社で行うため、安心安全な鹿肉をお客様に届けます。
- なぜ笠置町なのか? -
古来から鹿に
ゆかりのある「笠置町」
古来、天智天皇の弟である大海人皇子が、この笠置町で狩りを楽しんでいました。ある日一匹の鹿が現れ、皇子が必死に追いかけましたが、崖から落ちそうになったところ、念仏を祈願し窮地を脱することができました。その場所を覚えておこうと、笠を置いて帰ったのです。翌日、笠を探していると白鷹がその場所まで皇子を導きました。皇子が笠を置いた石を「笠置石」、その山を「鹿鷹山」と称し、その背景から、「笠置」と命名されました。
- 笠置町の未来を願い -
古くから鹿にゆかりのある笠置町は、キャンプ場やボルダリングエリア、笠置寺を筆頭に、自然豊かな地域です。休日はキャンプやツーリングを楽しむ方々で溢れています。
そんな笠置町ですが、現在はたくさんの農家さんが獣害被害に悩まされ、農業を辞めてしまったという方も少なくありません。また現在は、専業農家に比べ家庭菜園が多数を占めている為、農作物被害の総額として上がらず「見えない被害」が多い地域でもあります。
そこで弊社が参画することで、今後、多くの地域が直面する課題の解決に繋がります。そして生態系サービスに最大限の価値創造を追求し、地域社会から世界にイノベーションをもたらすことができると私たちは信じています。
笠置町公式HP > https://www.town.kasagi.lg.jp
笠置町ふるさと納税サイト> https://www.satofull.jp/town-kasagi-kyoto/
- 目指す社会 -
現在世界的に、家畜が及ぼすCO2の排出量、森林伐採、穀物危機の懸念などから、
プラントベースやヴィーガンという考え方も、主流となりつつあります。
一方日本では、野菜を生産する為に、多くの野生動物の命が奪われています。
そこでわたしたちは、穀物飼料に加え、水資源・広大な土地を必要としないジビエを、
代替肉として消費することを提唱し、
これまで活用されていなかった鹿という大切な地域資源に、
最大限の価値を追求します。
それが、地域では獣害被害の減少、雇用の創出による地域の活性化につながり、
さらに、世界ではco2の削減や森林伐採、穀物危機に対しても貢献でき、
SDGsの達成に寄与できると私たちは考えています。
- 沿革 -
2018年6月〜 龍谷大学政策学部の深尾昌峰教授のゼミナールにてソーシャルビジネスについて研究、
伏見区や東近江市、和歌山県の有田市にて企業や行政と連携し、学びを実践する
2019年2月 とある地域にて、野生動物が大量に埋設処理されている現場を目撃し、創業を決意
2019年5月〜 徳島県「中川食肉店」にて捕獲〜解体・精肉技術を習得
2019年11月 「株式会社RE-SOCIAL」設立
2020年3月 メンバー3名ともに龍谷大学政策学部を卒業
2020年10月 「やまとある工房」を開業
2020年12月 国内で2社目となる鹿肉における「ハラール認証」を取得